人生3回目

3回よりも4回

リーダーの仕事

リーダーの仕事が忙しいらしい。リーダーの仕事を大雑把に羅列すると、1.開発スケジュールの管理 2.自らの開発業務 3.組織の運営業務というところ。
誤解を恐れずに言えば、自分でつくったスケジュールをもとにメンバーに仕事を割り振り(ときには自分でも開発に参加し)、メンバーから上がってきた進捗報告をもとに管理する。(だけ)


それがいつからか、リーダーは自分の業務(開発にともなう上司への報告資料等も)で忙しくなったのか、メンバーの進捗管理もちろん、スケジュールを作ることもなくなった。毎日定時報告(終礼)は行っているので、メンバーの状況はわかっている、というか聞いてはいる。ただそれに対して、順調なのかとも、遅れているのかともコメントはない。「わかりました」の一点張り。なにが分かったんだよ。リーダーが組織の管理を放棄した瞬間。を見た気がした。

そういったことが続くので、そのうちスケジュールもメンバーのなかの年長者がやることになった。やることになった、というのはもちろんリーダーから依頼されたわけではない。だれもやらないから仕方なくやっているのだ。ちなみいうと、メンバーは社員2人、協力会社(所謂社内常駐の下請け)2人というもの。決して、大規模なわけではないし、むしろ超小規模である。リーダーは一切協力会社とは関わろうとしないから、そのあたりの業務依頼、受け入れまですべてメンバーがやる。リーダーは成果物含めて一切見ない。


リーダーが、上司からいろいろと仕事が振られているのは、私もわかっている。それがリーダーのキャパを圧倒的に超えているであろうことも、なんとなく、というかはっきりとわかっている。だから私はリーダーに「仕事が回らなければ、指示いただければやりますよ」とも伝えてある。にも拘わらず、リーダーからメンバーへの指示は一切ないし、本来のメンバーの管理業務に戻れる見込みも一向に立たない。リーダーが上司から振られて抱えている仕事は主にドキュメントの作成等、うぬぼれではなくメンバーでもできる作業系のもの。指示だけして、最後の確認だけやればいいのに、と思うが時間を掛けて、全部自分でやる。もちろんリーダーに命令権はあるし、ある程度のことは言われればやる。全部リーダーがやることが問題ではない。それで部下の管理にまで手が回らないことが問題なのだ。


ひどいときには、どのような仕様で機能が提供されるかもリーダーは把握していない。出荷する直前で、なにやってるかわからないからなぁ、なんてことを言いだす。私をはじめ、メンバーがキレなかったのが、すごいと思う。
リーダーの上司(もちろん私の上司)もなかなか問題ありの人なので、そのあたりはリーダーへ同情の余地はある。からといって、部下の管理をしなくてもいいわけではないよ。あなたはリーダーの仕事を放棄しているんですよ、という話。
なんとか普通の組織として、仕事がきちんと回るように動いていこう。さて何から手を付けていこうかな。